塗装の臭いが気になってしまう時、外の空気を中に入れないようにと考えてしまう人が多いです。ですが、窓を閉め切っていても、隙間などからどうしても臭いは入ってきてしまい、室内で充満、かえって臭くなってしまうことが多くあります。
こういう時は、思い切って開けられるまどを開けて換気すると随分と良くなることがあります。
特に塗装をしている場所以外に窓がある時は効果的です。サーキュレーターや扇風機がある場合は、外に向かって回し、空気の流れを外に向けるというのも良い方法です。
換気扇を回してしまいたくなることもあるかもしれませんが、塗装をしている場所に近い換気扇は、逆効果になることが多くありますので注意が必要です。
また、消臭スプレーなどを利用するのも良いですね。最近は色々なタイプのものが出ていますので安心できるものを選びましょう。
それでも、どうしても気になってしまう場合は作業中は外出するようにする、可能であれば落ち着くまで外に泊まるようにするのも1つの方法です。
塗装の工事というと塗料を塗ることを重視しがちです。
ところが実際には、下地を作る作業が仕上がりを左右する重要なポイントになります。いくら高性能な塗料でも、定着しにくい場所に塗ると短期間で剥がれ落ちてしまうからです。
そのため、まずは下地の状態をチェックして、悪くなっていれば補修をしなければなりません。
また、正しい手順で進めることも仕上がりを良くするために不可欠です。作業の効率を良くして安全性を高めるために、しっかり足場を設置するのが最初のステップとなります。
次のステップは、高圧洗浄機を用いて外壁をきれいにすることです。汚れが残っていると、塗料の剥がれ落ちる可能性が高くなります。隅々まで洗浄したら次は乾かすステップです。
中途半端に湿気が留まっていると、塗装に不純物が混じりやすくなります。
ここまできたら、ようやく下地の処理に取りかかります。そして養生を行ってから塗料を塗っていくのが一般的な工事の流れです。