外壁塗装や塗替え時には、どうしても塗料のにおいが目立ちやすくなるため、過去は臭害としてトラブルになることも少なくありませんでした。
近年になってからは、科学技術が進歩したことにより外壁塗装などに使用する塗料も人間や自然に害を与えにくい優しいものが増えてきている傾向にありますが、完全ににおいが無くなった塗料というものはないため、色々な対策をとる必要があると考えられています。
一般的に外壁や屋根を塗装する場合、下塗りと中塗り、上塗りの3行程に別れて行われている特徴があり、行程によって臭気が強い塗料を使うことがわかっています。
特に下塗りはベースの下地を作る目的となっているので、使用するシーラーやサーフェイサー、プライマーに関する臭いはそこまで強くありません。臭いが強いといわれているのが中塗りと上塗りに使用する仕上げ塗料であり、それぞれの行程が3日間かけておこなわれるので、2~3日目に臭いが気になる可能性がでてきます。
そこで対策としては、近隣に住んでいる方に外壁塗装を行う旨をきちんと伝えて、臭気が目立ちやすい2~3日目の日程を周知しておくことで対策が出来る場合があります。
住まいの屋根や壁は、天候の影響をダイレクトに受けます。雨風から、暮らす人や家財道具を守ってくれます。
外壁や屋根はマイホームの中でも経年変化が目立つ部分であり、激しい天災を何度も経験すると、塗装が剥がれていきます。外壁や屋根自体は、何十年も安全に使えるものですが、塗装が剥げてきたら耐久性が落ちますので、早めにメンテナンスをしましょう。
塗装が剥がれ落ちた部分が低い場所だけ、あるいは僅かなスペースだけという場合であれば、自分でメンテナンスする事が可能です。
一方で屋根の高い場所や複雑な場所など、素人ではなかなか手が出せない部分に老朽化が見つかった時は、専門業者へ素直に依頼するのがベストです。無理に素人が脚立で高い場所に上ると、ケガのもとです。
またホームセンターなどで市販されている塗装道具では品質や強度が不足する恐れもあります。
さらに塗りなおした部分だけ、微妙に色が違っていたり、塗り斑があると不格好になるばかり、熟練の専門家に代行してもらうが、やはり最善策でしょう。