塗装工事をする際にはいくつかトラブルになりやすい要素がありますので、前もってチェックして備えておくのがよいでしょう。
まずは塗装工事の足場を組むにあたり、マイカーや塀などにキズがついたり、壊されたりしてしまうことがあります。
この場合には工事を請け負っている会社でも保険に加入していることが普通ですので、保険を適用してもらうように要求するのが一番です。
また施工後の色合いがサンプルとは違う、塗り忘れの部分があるなどの場合には、単に事前に施主がイメージした仕上がりとは違うというだけでは不足ですが、契約内容にあきらかに違反しているのであれば、塗り直しその他の補修をしてもらうことは可能です。
ほかにも近隣の住民からニオイや騒音に関して苦情が寄せられるトラブルもあります。
ニオイや騒音は客観的に見ても甘受できないほどに深刻というケースは少ないはずですので、事前に挨拶回りを徹底するなどの対策を講じておく必要があります。
塗装をすることで問題が起きることがありますが、色見本と実際に仕上がった色味が異なるのもトラブルになります。
特に外壁の場合はその家の顔といっても過言ではなく、その先何十年もお付き合いする色です。
塗装完了で一安心したのもつかの間、外壁の色あせが発生したり、はがれなどが起きるトラブルもあります。
不良工事が大きな要因となることから、はがれや色あせはすぐに業者に連絡をすることです。
木部や鉄部に錆が生じることもありますが、下地処理が十分にされていないと生じます。
まるで小さな張りで数か所もさしてできた穴のできる、ピンホール現象が発生することもありますが、施工過程で何か問題があってのことです。
下塗りや下処理に、大きな要因があることが考えられます。
ついてはいけない部分に塗料が付いたというのは、養生が不十分で起こることです。
養生は業者が作業において、キチンと行えば防止できることでもあります。
高圧洗浄を行うにあたり、水の浸入が発生をするトラブルもよくあるケースです。